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Flâneur 遊歩者 創刊しました。 [(本)Livre]

ブログの存在を忘れていました。
それくらいご無沙汰しております。
SNSの普及に乗っかり子羊舎の情報はfacebookにて更新しております。気になりましたらたまに覗いてみて下さいね。

https://facebook.com/kohitsujisha/

さて、子羊舎と友人のbacco design で雑誌『遊歩者 Flaneur 』を発行しました。
https://facebook.com/flaneurmagasin/

創刊号
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巻頭インタビュー
ジュエリーアーティスト中場信次
Vanitas 身につける彫刻

特集 蒐集
極小の雛道具
セルロイドワンダーランド
お月様をつかまえる 

好奇心の食卓
映画を食べる
『ドライビング・ミス・デイジー』

遊歩者の旅
佐賀 おいしい、たのしい旅

連載漫画 
はしご上手になりたくて
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販売価格は800円(税別)、全国発送いたします。どうぞよろしくお願いいたします。  
image.jpegimage.jpegimage.jpeg
販売頁
スマホ
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PC
http://flaneurmagasin.cart.fc2.com/?dm=0

空想(妄想)旅行記その1 スキタイまたは韃靼 [(驚異の部屋)Wunderkammer]

旅が好きです。日本も異国も。
実際の旅も好きですが、空想(妄想)の旅行も大好きです。
実在しないところへの旅も遠くの国へも妄想ならあっという間。

そして古の旅行記がとても好きです。
子羊舎の子羊の素であるスキタイの子羊。
一度も旅行に出ずに旅行記を書き上げた妄想の達人J・マンデヴィル卿が
旅先で発見したと書き残した奇妙ないきものの一つ。
元は澁澤本で知り、後に博品社の博物学ドキュメントの「スキタイの子羊」
ですっかり虜に。

古い図版を扱っていると今となってははっきりと架空とわかるいきものたちが
実在するいきものたちとしれっと混雑していてます。
それらを発見するとたまらなく楽しくなるのです。

スキタイの子羊、または韃靼の羊、Barometzと呼ばれる植物羊。
名前だけでなく容姿も様々なタイプが残されています。
その果実(羊部分)はメロンのように甘い果実と喩えられたり、
カニ肉のようだと喩えられたり。さらには果実(羊部分)はへその尾の
ように植物と繋がった状態で動ける範囲の周りの草を食べるとか。
「メェ」と鳴くかは不明だけど周りの草を食べつくすとその一生は終いとなる。

わたしが最初に図版なしで想像したのは綿の実でした。
やはりそれと思われる図版。(以下画像はclickすると拡大されます)
watabaromets.jpg
これはスキタイの子羊の中で美しい図版としても有名な、ラムズイヤーに
近いと思われる図版。(子羊舎のマークにもなっています)
10933824_947233318620594_2020320443620369382_n.jpg
そしてこの英国Gardens museum にある標本が
ここ数年気になって仕方がないのです。
18491_526718467338750_1004988937_n.jpg
この羊、種を明かしてしまえば、南方系のシダ”タカワラビ”の
根元に近い部分を細工したものなのです。
園芸家の方たちからは別名”チャウチャウ”や”ゴールデンモンキー”
と呼ばれ、フサフサとした和毛に覆われています。
takawarabi - コピー.jpg
そして最近びっくりしたのが、Garden museumのこの標本のような羊歯羊が
ベトナム中心街の花市場では今でもこのように普通に売られているそうです。
衝撃。
image.jpg
果たして誰がどのような目的で購入するのか…
お盆のなすびや胡瓜みたいな意味でもあるのかしらん?
わたしはもちろん1匹欲しいです。
そのためには空想(妄想)ではなく実際に足を運ばねばなりませんね。

我家のタカワラビはまだまだ羊とは程遠いけれど、いつか「メェ」と
鳴くかもしれません。
image.jpg

 


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