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泡沫 ステルヌの紙たち [紙もの座談会 Ephemera]

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パリのパサージュがお好きな方なら行った事がある人も多いと思う、
”Passage des Panoramas”。
その一角で1836年から便箋や封筒やカードのオートクチュール製作販売を
していた”グラヴュール・ステルヌ”が2009年に惜しくも閉店したそうだ。
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王族、エリゼ宮、貴族や高級レストランの便箋やカードや
シーリングスタンプ、メニューまでを手がけていた。
「ステルヌでメニューを作らないと一流レストランでは無い!」
と言われたという逸話も残っている。

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非日常的で別世界に足を踏み入れたようなパサージュと云う空間で
この店を覗くのが大好きだった。
今はつまらない絵を売る店になってしまったそうだ。
ステルヌの後継者はどこか違う町でステルヌを再開するそうだが、
まったく違う方向性らしい。

閉店にあたって某競売会社からも声がかかったそうだが、一番の顧客の方に
什器からステルヌの歴史の詰まった紙たち全てを譲ったそうだ。

その中から厳選した品々たちを、大事に持って帰ってきた日本人女性がひとり。
彼女は随分前から紙モノにこだわりと愛情を持ち続け素晴しい品々を集め、
年に1度くらいのペースで譲ってくださる。
今回お手紙を頂いた時に、その内容に驚いてしまった。
普通では手に入れられない品々を手に入れられる幸運。
ステルヌがなくなってしまったという悲しい情報。

余談だが、彼女とは近いうちに紙モノ談義をする予定。
もうひとりの紙モノスキな女性と古い紙について愛を叫ぶ。

ワタシは彼女の持ち帰ってきたステルヌの紙の香りにクラクラしながら、
パッサージュの記憶とともにいくつかの印刷物やシーリングを選んだ。

本来ならお店に数々の仕事の見本や記録としているはずだった紙たち。
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もうパリのパノラマにステルヌは無い。
ヴェロ・ドダに行ってもカピアさんの人形のお店も無い。

わかっていても、またパッサージュを彷徨ってしまうと思う。
ワタシのキャビネットや抽斗はこういった目に見えない、
出会いや別れがあった品々がこれからも蒐集されていくのだろうか。

平凡社 太陽
No.429 特集・パリ物語

パリのパサージュ (コロナ・ブックス)

作者: 鹿島 茂 平凡社
作者: W・ベンヤミン  岩波書店
ナナ (岩波文庫)
作者: エミール・ゾラ  岩波書店
バルザック全集〈第11巻〉幻滅 (1959年)
作者: バルザック東京創元社


某月棒日
新宿アンティークフェアに久々に行ってきた。
今回、ほとんど友だちのところからしか購入しなかった;

銀座のY'S ARTSのT氏のところでフランス製の帽子羽飾りを。
このタグがついてるところがステキ。
T氏にも「タグは取っちゃダメですよ」とのお言葉頂きました。
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ブルジョアのソワール・ド・パリ@イヴニング・パリの星型紙箱。
フラ語バージョンでこの星型出てるのかな。出てたらフラ語の方が欲しい。
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十数年前にエゲレス仕入で知り合ったクロデット・クリーム@K山嬢。
謎めいた小さな小瓶。中身がなんだか入っていて未開封。
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3cmくらいのものすごく小さなモノ。
彼女のセレクトは昔から素晴らしい。
英語バリバリだし行動力も凄い。
いろいろな伝説があり…大爆笑ネタでスキ。

あとは細々したコラージュ様のアイテムやら仕入などカモした。

物色しながらお友だちのU.K.STORE ROOMのK氏と雑談し、
セレノのSちゃんのお店では次回欲しいジュエリーを物色。
そして仕入も頼んでみたり。

防災の都合上、前回と色々位置が変わっていてビックリ。
いつも利用させてもらってる簡易カフェも無くなったのかと思ったら
場所が変わってた。
開場が寒かったから蜂蜜入りの温かい紅茶が旨かった。

この新宿の開場ではミネラルフェアがもうすぐ開催ですな。
ワタシは今年はお休み。


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