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Ephemera 紙モノ座談会 その二 [紙もの座談会 Ephemera]

紙モノ座談会の続きでございまする。

↓コチラはSTERN製作のレストランのショップカード
STERN.jpg

Ephemeraという言葉がどこまでの範囲なのか。
そう難しく考える必要もないのだけど……
欧米はわざわざPaper Ephemeraという風に紙とつける。
つまりエフェメラは紙だけを指す言葉ではないのだね。

前回の記事に書いたように露井くんが調べてくれた語源に従うと
物だけを指さずに”流行”という流れが元になってる。

イメージだと紙以外は布見本や端切れ…。

紙でも本という形になっているものは別で”古書”となり頁がバラになり
本としての意味がなくなった場合エフェメラとなる?

昔の洋書は本文を購入し、それを製本屋に持って行き製本してもらって
一冊の本となった。この時代の書籍のバラの頁、博物画や美しい写本など
ビジュアルに優れる本文は一枚でも高値になる。
…果たしてこれはエフェメラなのか?
中には儚きものもあるかもしれないけどかなり歴史的価値があると思うと
ちょっと当てはまらないような?
…というのは最近、骨董市でボタニカルアートなどのいわゆる版画やプリントの
専門店の”エフェメラ”という宣伝文句を見かけるから気になりだした。
でもこういった紙モノも含めても良いのかも。
この美しい言葉自体に魅力があるしね。

…というような話題も紙モノ座談会で取り上げられました。

貧乏だったため、プチミュゼさんにお取り置きして頂いており、
とても待ち遠しかったSTERNの逸品をこの日に受け取りました!
これは書籍になるのでエフェメラとは違うかもしれないけど、
お店用の記録見本だったわけで普通に販売されていたわけではない。
そういった意味では普通の古書とはまた意味合いが違ってくる…。

STREN製の尼僧のためのマナーブック。
(聖書か祈祷書だと思っていたらアメリカの造本家の方に尼僧のマナーブックと教えていただきました)
seisho1.jpg

スペイン系の方が依頼者だったと思われる。
装丁デザイン、使われている用紙(羊皮紙かな?)、見返しの布張り、
スピンはスペイン色、表紙の角の処理は斜めにカット…。
包み紙までいちいち美しい。
これは本づくりに携わっている人間には、恐ろしく手の込んだ作業だと
感動してしまうはず。

seisho2.jpg

↓裏表紙と包み紙
seisho5.jpg

seisho4.jpg

残念なのは一般に販売された書籍ではないので発行年月日が無い!
STERNの長い歴史の中、いつ製作されたのか…。

紙モノ座談会その三に続きます♪


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Ephemera 紙モノ座談会 その一 [紙もの座談会 Ephemera]

子どもの頃の頂き物のクッキーやチョコレートの缶、
紙箱、リボン、包装紙にドキドキした思い出。

今でも記念日プレゼントの包装は贈るときも頂くときもドキドキ。
そして親しい人や憧れの人からの手紙や絵はがき…。

さて、前置きが激しくなってしまった…
紙好きな女子4人で“紙モノ座談会 ”を西荻の三人灯さんにて開催。
メンバーはプチミュゼの久保木さん静岡からデザイナーのBACCOさん
そしてつくばから我楽多倶楽部のとこちゃんワタクシ子羊舎M

レコーダーを職場に忘れた上、カメラで撮影すること失念。
皆様がお持ちの紙モノやそれにまつわる話しに夢中に;;;

Ephemera=エフェメラという言葉。
ここ10数年日本で普及してきた言葉。
20年前に私が骨董の仕入をしているときには聞いたことがなかった。
むしろ骨董業界では「紙モノには手を出すな」という発言もよく聞いた。
それはなんでかっていうと「止まらない」「数が膨大になる」から。
この頃は日本の広告モノやポスターなんかを指していた。

今ではものすごい普及したこのEpemera。
子羊舎のイケメン作家:大野露井氏にお願いして
この言葉の歴史を調べてもらった↓

もともとギリシア語の「一日の」で、
当時からカゲロウなどのことを指していました。
というわけではじめは昆虫の短命な性質を指す言葉として
英語圏に登場したわけですが、これが印刷物やら、
すぐ消滅してしまうもの(ファッションの流行など)
に使われるようになったのは、おそらく十八世紀以降のことと思われます。

う~む。さすがだわ。忙しいのにありがとー。
とにかくこの”エフェメラ”って響きが美しいよね。

↓以下画像は紙モノコレクター、BACCO嬢コレクション。
な…ななななんと!あのSTERNの顧客台帳でございますのよ!!!!
ワタクシもとこちゃんも「きゃー!」とか「うわぁぁぁー!」と歓声をあげ、
頁を何度も何度もめくって、「あ!このお客さんリピーター率高い」とか
色々な方向で楽しみ、美しいモノグラムや紋章にため息。

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BACCO嬢のコレクションがまだ他にもあるのだけど…
そのファイリングがスバらしいのであります。
これは蒐集家必見。
でも画像無いのでコレに関しては8月にBACCOさんに会えたら
撮影しなくては!そして見習いたいわ☆
その一はここまで。
続きは早めにUPしますーーー。

ワタクシのSTRENコレクションと紙モノコレクションはコチラ↓

STERN スライドショー 

古い紙箱 スライドショー


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泡沫 ステルヌの紙たち [紙もの座談会 Ephemera]

stern11.JPG

パリのパサージュがお好きな方なら行った事がある人も多いと思う、
”Passage des Panoramas”。
その一角で1836年から便箋や封筒やカードのオートクチュール製作販売を
していた”グラヴュール・ステルヌ”が2009年に惜しくも閉店したそうだ。
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王族、エリゼ宮、貴族や高級レストランの便箋やカードや
シーリングスタンプ、メニューまでを手がけていた。
「ステルヌでメニューを作らないと一流レストランでは無い!」
と言われたという逸話も残っている。

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非日常的で別世界に足を踏み入れたようなパサージュと云う空間で
この店を覗くのが大好きだった。
今はつまらない絵を売る店になってしまったそうだ。
ステルヌの後継者はどこか違う町でステルヌを再開するそうだが、
まったく違う方向性らしい。

閉店にあたって某競売会社からも声がかかったそうだが、一番の顧客の方に
什器からステルヌの歴史の詰まった紙たち全てを譲ったそうだ。

その中から厳選した品々たちを、大事に持って帰ってきた日本人女性がひとり。
彼女は随分前から紙モノにこだわりと愛情を持ち続け素晴しい品々を集め、
年に1度くらいのペースで譲ってくださる。
今回お手紙を頂いた時に、その内容に驚いてしまった。
普通では手に入れられない品々を手に入れられる幸運。
ステルヌがなくなってしまったという悲しい情報。

余談だが、彼女とは近いうちに紙モノ談義をする予定。
もうひとりの紙モノスキな女性と古い紙について愛を叫ぶ。

ワタシは彼女の持ち帰ってきたステルヌの紙の香りにクラクラしながら、
パッサージュの記憶とともにいくつかの印刷物やシーリングを選んだ。

本来ならお店に数々の仕事の見本や記録としているはずだった紙たち。
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もうパリのパノラマにステルヌは無い。
ヴェロ・ドダに行ってもカピアさんの人形のお店も無い。

わかっていても、またパッサージュを彷徨ってしまうと思う。
ワタシのキャビネットや抽斗はこういった目に見えない、
出会いや別れがあった品々がこれからも蒐集されていくのだろうか。

平凡社 太陽
No.429 特集・パリ物語

パリのパサージュ (コロナ・ブックス)

作者: 鹿島 茂 平凡社
作者: W・ベンヤミン  岩波書店
ナナ (岩波文庫)
作者: エミール・ゾラ  岩波書店
バルザック全集〈第11巻〉幻滅 (1959年)
作者: バルザック東京創元社


某月棒日
新宿アンティークフェアに久々に行ってきた。
今回、ほとんど友だちのところからしか購入しなかった;

銀座のY'S ARTSのT氏のところでフランス製の帽子羽飾りを。
このタグがついてるところがステキ。
T氏にも「タグは取っちゃダメですよ」とのお言葉頂きました。
帽子の羽.JPG

ブルジョアのソワール・ド・パリ@イヴニング・パリの星型紙箱。
フラ語バージョンでこの星型出てるのかな。出てたらフラ語の方が欲しい。
evening.JPG

十数年前にエゲレス仕入で知り合ったクロデット・クリーム@K山嬢。
謎めいた小さな小瓶。中身がなんだか入っていて未開封。
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3cmくらいのものすごく小さなモノ。
彼女のセレクトは昔から素晴らしい。
英語バリバリだし行動力も凄い。
いろいろな伝説があり…大爆笑ネタでスキ。

あとは細々したコラージュ様のアイテムやら仕入などカモした。

物色しながらお友だちのU.K.STORE ROOMのK氏と雑談し、
セレノのSちゃんのお店では次回欲しいジュエリーを物色。
そして仕入も頼んでみたり。

防災の都合上、前回と色々位置が変わっていてビックリ。
いつも利用させてもらってる簡易カフェも無くなったのかと思ったら
場所が変わってた。
開場が寒かったから蜂蜜入りの温かい紅茶が旨かった。

この新宿の開場ではミネラルフェアがもうすぐ開催ですな。
ワタシは今年はお休み。


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