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空想(妄想)旅行記その1 スキタイまたは韃靼 [(驚異の部屋)Wunderkammer]

旅が好きです。日本も異国も。
実際の旅も好きですが、空想(妄想)の旅行も大好きです。
実在しないところへの旅も遠くの国へも妄想ならあっという間。

そして古の旅行記がとても好きです。
子羊舎の子羊の素であるスキタイの子羊。
一度も旅行に出ずに旅行記を書き上げた妄想の達人J・マンデヴィル卿が
旅先で発見したと書き残した奇妙ないきものの一つ。
元は澁澤本で知り、後に博品社の博物学ドキュメントの「スキタイの子羊」
ですっかり虜に。

古い図版を扱っていると今となってははっきりと架空とわかるいきものたちが
実在するいきものたちとしれっと混雑していてます。
それらを発見するとたまらなく楽しくなるのです。

スキタイの子羊、または韃靼の羊、Barometzと呼ばれる植物羊。
名前だけでなく容姿も様々なタイプが残されています。
その果実(羊部分)はメロンのように甘い果実と喩えられたり、
カニ肉のようだと喩えられたり。さらには果実(羊部分)はへその尾の
ように植物と繋がった状態で動ける範囲の周りの草を食べるとか。
「メェ」と鳴くかは不明だけど周りの草を食べつくすとその一生は終いとなる。

わたしが最初に図版なしで想像したのは綿の実でした。
やはりそれと思われる図版。(以下画像はclickすると拡大されます)
watabaromets.jpg
これはスキタイの子羊の中で美しい図版としても有名な、ラムズイヤーに
近いと思われる図版。(子羊舎のマークにもなっています)
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そしてこの英国Gardens museum にある標本が
ここ数年気になって仕方がないのです。
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この羊、種を明かしてしまえば、南方系のシダ”タカワラビ”の
根元に近い部分を細工したものなのです。
園芸家の方たちからは別名”チャウチャウ”や”ゴールデンモンキー
と呼ばれ、フサフサとした和毛に覆われています。
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そして最近びっくりしたのが、Garden museumのこの標本のような羊歯羊が
ベトナム中心街の花市場では今でもこのように普通に売られているそうです。
衝撃。
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果たして誰がどのような目的で購入するのか…
お盆のなすびや胡瓜みたいな意味でもあるのかしらん?
わたしはもちろん1匹欲しいです。
そのためには空想(妄想)ではなく実際に足を運ばねばなりませんね。

我家のタカワラビはまだまだ羊とは程遠いけれど、いつか「メェ」と
鳴くかもしれません。
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蟲のはなし [(驚異の部屋)Wunderkammer]

昆虫標本は昔、青山の志賀昆虫店で購入したグラントシロカブトとヤフオクかなんかで購入した宝石ゾウムシくらいしか持っていませんでした。
ところが、先日メレ子さんのツイートを見て急に出かけた、インセクトフェアが楽しすぎました…。

さまざまな虫たちの美しさ……。
タトウ紙に羽を畳んで静かに眠る蝶の姿やキラキラ宝石のような甲虫たち。

前から興味があったスカラベ(糞虫)やオオルリハムシをちまちまと購入。
虫素人なのでとりあえずキラキラしてコチッとした虫に目が行きます。
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帰りがけにコガネムシ研究会の方に生体のオオセンチコガネを見せて頂きあまりの可愛さに研究会に入ろうかとさえ思う始末…すでに11月のコガネ博には参加する予定もたてました。(個展近いのにヒドイ)
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もう蒐集ジャンル増やしたくなかったのに…怖い、怖いと抽斗を一段虫用に空けたのでした。


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海のひろいもの ビーチコーミング [(驚異の部屋)Wunderkammer]

ぼとぼち海開きがはじまっていますね。
かなりのビギナービーチコーミングな私ですが
きのこ同様に憑りつかれ、海水浴シーズンが始まると
秋までビーチコーミングがお預けになるのでそわそわ……。

思い切って2回ビーチコーミングに遠出してきました。

某月某日(伊豆)
まずは静岡の友人2人にに水晶が拾えるという秘密の浜に
連れて行ってもらいました。
紙モノや骨董市でいつもご一緒しているプチミュゼさん
東京から電車に揺られて2時間、そこから更に車で2時間。

そしてついたのがここ。
この青い青い海!地中海にいると思えば思い込めなくもない美しさ。
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浜辺でお弁当と地元のおいしいプラムでランチ。
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そこから更に進んで目的地へ。
ここは貝等は全くなくとにかく小石でできた海岸。
ひたすら小石をどかしながら探すと…
写真は香さん撮影のB子氏)
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水晶のポイントこんなに拾えました。
アメジストも3個見つけ、感動です。
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自宅に帰りおすそ分けをよけて自分のコレクション
眺めてはニヤニヤ。こんな貴重な場所を案内してくれた
香さんBaccoさんに感謝です。
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某月某日(館山
きのこ観察やらで仲良くしているお友だちをお天気が微妙な中
いつも行く海岸にご案内。
着いてびっくり……
いつも嫌ってほど良い貝がある海岸が寂しすぎる状態……。

前半は収穫イマイチな中不安を抱きながらお昼にとぼとぼ……。
予約しておいたご当地グルメ炙り丼を頂きました。
新鮮な地魚のお刺身、あら汁、さざえの壺焼き、さっと炙って頂く地魚、
これにサラダとデザートがついて1600円。
とっても美味しくて大満足でした。
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さぁ元気が出てきたところで海岸を移動。
進み続けるとタカラガイ類、ウニの殻など見つかり始め…
ホッとし始めたところ……

「あ‘‘-------!!!!!」と思わず叫ぶモノを発見。
ずっと憧れていたカイダコ類 ”タコブネ”。
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カイダコ類はメスのタコが産卵期に石灰分を分泌して
この殻を作るのだそうです。とても神秘的。
それだけにこの繊細で薄い殻をずっと拾いたかったのです。
風に飛ばされてしまうのでなかなかタイミングよく見つけるのが
難しいと聞いていたのでたまにしか来れない私には奇跡の出会いでした。

お友だちも、わんさかウニの殻やタカラガイやキンチャクガイ等を
拾い、更にはウミガメの骨や何かの骨も見つけ大収穫。
持ち帰る袋がずっしりとしておりました。
微小貝も自分としては少し珍しいものも拾えました。
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きのことシーズンが重なるのが難ですが、海水浴シーズンが終わって
また秋にビーチコーミングに行くのが待ち遠しいです……。

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海の蒐集 [(驚異の部屋)Wunderkammer]

仕事が変わりしばらくの間フリーな時間が増えました。
そんなわけで今まであまりできなかったきのこ狩りへも
昨年はたくさん行けました。
アウトドア料理人の守屋さんのおかげで採取の幅が広がり
美しく、美味しいきのこをたっぷり堪能できました。
そしてこの時期はビーチコーミングへ。
ビーチコーミングはきのこ以上に全くの素人です。
貝の名前もわからないし一体何なのか不明だらけ。
なのでちょっと良い感じのが拾えるとワフワフします。
ビーチコーミングと言えばすっかりご無沙汰してますが、
Emma嬢の蒐集が素晴らしいです。彼女は海でも山でも
美しく素晴らしいものを惹きつける力がある!

さて私の拾ったものたち。
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まめまめしくかわいいウニたち。
お気に入りはお友だちのちゃぼりんが見つけ
プレゼントしてくれたもの。
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同じく棘皮動物のタコノマクラ。
スカシカシパンに比べたらたくさん拾えるそう。
でも私には嬉しい宝もの発見でした。
みなさん漂白するそうですが(臭いの関係もあり)
棘の無い方は内臓もない状態で臭いもないのでこのまま。
棘のある方はそのままにしたかったけど漂白中。
タコノマクラは海中にいる時は茶色っぽいそう。
太陽の光で緑色になるそうです。
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謎の骨たち。
なぜか黒い大腿骨と肩胛骨。
脊椎的な骨は年輪みたいになってる。
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ウミウサギ氏が拾ったガラスの瓶の蓋。
無理やりタカラガイと交換したのです。
素人ながらにガラスの古いのを拾うのが夢です。
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様々な貝たち。
タカラガイやサクラガイ、ツノガイ、
イタヤガイ(ハナイタヤ?)など。
私は二枚貝よりタカラガイや巻貝が好きみたい。
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キンセンガニ
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小人のブーツ
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マンネンタケや海豆
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近々、千葉の方にウミウサギ氏と行く予定。
夏から晩秋はきのこにシフトするから今のうちに。
静岡の仲間たちと水晶拾いの計画も。

久々の更新で長々となりました。
最後に……。
海じゃなく陸で(ウミウサギ氏宅の近くの駐車場)
昔、ガラス瓶を拾ったのを思い出しました。
改めて見るとぽってりしてて気泡もきれい。
ちんまりお宝。
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きのこの標本 その1 [(驚異の部屋)Wunderkammer]

本物のきのこを美しい標本にするのは難しく、きのこを採取するたびに「どうにかならないものかしら?」と長年悩んでいた。
その解決策が見つからず粘土できのこオブジェを作り出したわけだけど…最近やっと標本作りに良さそうな方法を見つけて実験してみた。


ウグイスハツとクサイロアカネタケのルスラ系はあまり肉質も色も変わらず良い感じに。
完全に乾燥した状態↓
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乾燥前のお姿。
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フクロツルタケは茶色に変色し肉質も痩せてしまい残念な結果に。
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乾燥前のお姿。
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このきのこたちをこれからスタンドに仕立てたいと思っているのでまた後日出来上がりをアップ予定。

イグチ類やムラサキシメジなんかがどうなるかまた実験したい。

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